こんにちは。今日は、仕事にも日常にも効く“あるある”の話をします。
テーマは「タイミングの恐怖」
「恐怖って大げさじゃない?」って思うかもしれませんが、現場で起きるとちゃんと怖いんですよね。
なぜかというと、タイミングが少しズレるだけで、同じゴールを見ているはずの人たちが、急に噛み合わなくなるから。しかも厄介なのが、「誰も間違っていない」ことが多い点です。
みんな正しい。みんな真面目。なのに空気だけ荒れる……。
今日は、そんな「悲劇のドッジボール」を防ぐためのお話です。
■ タイミング=「間」だけじゃなくて「時期」でもある
タイミングと聞くと「発言する瞬間」や「間(ま)」を想像しがちですが、僕の中では「時期(フェーズ)」も含んでいます。
たとえば飲食店で、開店が10時なのに、10時に食材が届いたらどうなるか。
プロのシェフでも相当きついですよね。基本、準備が詰みます。
仕事も同じで、準備は「準備のタイミング」でやっておかないと、あとで必ずツケが回ってきます。
■ みんな正しいのに噛み合わない時、だいたい「時間軸」がズレてる
会議でよくある例を挙げてみます。
Aさん:「8月に全10店舗へ、扇風機を10台導入しよう(プレゼントでもいい)」
Bさん:「いや、扇風機じゃなくてエアコンにしましょうよ」
Aさん:「いやいや、予算的に厳しいでしょ」
これ、表面だけ見ると“意見の対立”ですが、実は「時差」が起きているだけだったりします。
Bさんの視点:「いま8月。納品を考えたら、もう今シーズンの話じゃないよね?」という感覚。
Aさんの視点:「来年の企画」まで含めて見ている(余っても来年使えるという前提)。
同じ日本語を話しているのに、見ているカレンダーが違う。そりゃ噛み合わないわけです。
■ 最大の落とし穴:「いつまでに?」が抜けると、全員ちょっとずつキレる
さらに事故率が上がるのがこれです。
「やろう」は言う。
「いいね」も言う。
でも、「いつまでに?」がない。
たとえば「毎月100人採用しよう!」という目標が出た時、
Aさん:「今の状況だと無理!(=今月からやると思っている)」
Bさん:「いいですね(=いつかできたらいいなと思っている)」
Cさん:「どうやればできるか考えましょう(=数年後の目標と捉えている)」
揉める原因は、根性論ではなく「いつの話か」が共有されていないこと。
「今月」なのか「半年後」なのか「5年後」なのか。ここが違うだけで、同じ目標でも難易度は別ゲーになります。
■ 相手が“敵”に見える現象を防ぐには?
僕の感覚だと、こういう時って実は**全員「赤組」**なんです。
なのに、期限が揃っていないせいで、相手が「白組(敵)」に見えてしまう。
その結果、会話がキャッチボールではなくドッジボールになります。
(会議室はドッジボールをやる場所じゃないんですけどね……笑)
これを解決するのが、ファシリテーター(仕切り役)による「いつ」の補強です。
【会議を平和にするチェックポイント】
* 目的: 何を決める会議か
* 期限:何をいつまでに決めるか
* 担当: 誰がやるか
* 共有: どう展開するか
特に「いつ」を抜かないだけで、会議の空気は急に平和になります。
■ 今日のまとめ:期限は“圧”じゃなくて“誤解を減らす道具”
期限って、相手を詰めるための武器に見えることがありますが、僕は逆だと思っています。
期限を置くのは、同じゴールを、同じ時間軸で見てもらうため。
次の会話から、ぜひこの一言を足してみてください。
* 「それって、いつの話?」
* 「いつまでに、という前提かな?」
これだけで、ドッジボールがキャッチボールに戻ること、普通にあります。
社内でも社外でも、近い関係ほど前提は省略されがちです。
だからこそ僕は、タイミングと期限を「優しさ」として置くのを意識していきます。
一緒に、事故らない会話を増やしていきましょう!